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- Cycling Wonder : 06月24日、西丹沢・同角尾根で危機一発、二発、三発(その4)
石崩隧道を抜けて直ぐ右手側には"アッチ沢"が在り左手側では玄倉川がほぼ直角に折れており其の角が登り始めの場所になります, 斜面に取り付いて直ぐの場所には発電所施設の巡視路用と思わしき木製の階段と鉄梯子があるので其れを拝借して二三十メートルを登り切りました以降はテーピングも看板も一切有りません(東沢乗越の看板を除く)ので斜面を観察しながら登る事となります.
特に道具は無くとも基本技術で問題なかろうと踏んで行つたところ鞍部の地形がいやらしくて三~四回トラバース(迂回)せざるを得ませんでした. 特に千百九十メートル付近のものは進行方向側に身長より高い岩が通せんぼをしている為トラバースして一つ二つ隣の尾根の枝葉部分から登らないとなりません.
因みに今回このコースを選んだのは沢を挟んだ向こう側を一般登山道が並走するので精神的に安心なのと(殆ど人が通らないコースなので安心出来ない)道の距離感が掴み易く距離も比較的短かつたからです.
同角ノ頭で一般道へ復帰後はナイトハイクを継続する心算でしたが直感が止めておけと謂うので檜洞丸の青ヶ岳山荘横の広場で明朝の明るくなる迄待機し, 其の後は工程通り水汲みしたりしながら時計廻りに縦走を行つて下山終了となります.
千百九十メートル付近のトラバース箇所の様子は上記リンク(Cycling Wondersさんのミニキレットと呼ばれている箇所)の写真がとても見易く撮られておりますのでもし行かれる際の参考にされると焦らず対応出来るものと思います. V字は深くはありませんが正面突破は矢張り無理だと改めて思いました, 絶対解など有りませんが私は草に託せる気がなかつたので尾根端の木から廻つて復帰しています.
必須技術
- 三点確保(三点支持)を行えること
- GPS/紙地図/コンパスを用いて自身の位置と向いている方向を把握出来ること
- 斜面(四十度~四十五度)で五センチ未満の足場, 或いは木の根や木の幹を使つてトラバース出来ること
- 諦め無い心(後戻りする余裕の無い地点で心が折れてしまうと事故率が上がる)
- 諦める心(本当に無理なら早々に計画の変更や修正が必要です)
反省点
- 理由があつて敢て遅い時間に登り始めた為, 一般道復帰が日没ぎりぎりとなつた(色気を出して寄り道しなくて良かつた)
- 岩稜帯はありませんがヘルメットを被りませう(ノーヘルやサンバイザで登るのはもしもの時を考えると駄目です)
- ストックをザックの背面に付けていたので尾根の馬酔木林や馬酔木トンネルで引つかかりまくつた
- 十二時間待機(座つて)しましたがほぼ徹夜なので二日目は躰が重く暫しふらつきがありました(きちんと寝るべき)
注意点
- 登山日前日を含め天気が良く水深は三四十センチメートルでしたが水流が結構速く力が強いので玄倉川の渡渉は裸足や沢用靴推奨です
- 斜面の岩や石(花崗岩系)は非常に脆く高確率且つ非常に容易く捥げる(マグカップを持ち上げる程度の力)ので手や脚を掛けて体重を預けるのはやめませう
- 素手の場合木の根や幹が主な取つ掛かりとなりますが, 其れ等が腐敗していたり枯れて乾燥していない事を逐一確認のこと
持つて行つた方が良いと思われるもの
- 登山用のロープ : トラバースの回数を減らせますし安全確保も取れますので
- 先人の知恵ことドライバー : 地中の隠れた引つ掛かりも次の一手に使えるのであつたら絶対便利でせう
p.s. : 尾根上の木に二箇所迷い地点でもなさそうな場所にタオルが結ばれていたので回収してきました, 私の方で可燃ゴミとして処理いたします.
p.s.2 : ClubT : 裸山丸(はだかやままる) 1129m 登山記念デザイン カラフルバージョン Tシャツ 需要あるのだらうか......
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